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ホムンクルス
Lyricist:谷口喜多朗 Composer:谷口喜多朗
僕たちは退屈な日々に相槌を打って、 結局は排泄のような愛着で生きている。
地方都市、むせかえる夏。 河川敷に生ぬるい風が。 同心円にひろがる「私」 重機の軋む音。 おんなじ声、声、声。
取り繕ったら僕だった。 それが答えだと告ぐように、 風の匂いが深くなった。 どうしてだろう。どうしてだろう。 何もかも傷つけて守った僕が、 ありきたりな空洞で笑える。
何でもないまま誰かになっても、 変わらない劣等感が追いついて、 聞き飽きた声は染み付いて、 あなたはあなたのまま。
僕たちは退屈な日々に相槌を打って。 相槌を打って。 Find more lyrics at ※ Mojim.com 「相槌を打って」 「相槌を打って」 「相槌を打って」 「相槌を打って」
止まない音を躱して!
取り繕ったら僕だった。 それが答えだと告ぐように、 咽せる暮らしだけ過ぎていた。 どうしてだろう?どうしてだろう? 明日になったら僕だった。 変わらずつまらない僕のまま。 だけど、変われない僕だから。 さあ、体よ。 もう動けよ。
読みかけの本が増えていた。 書き出しで嘘は熟れていた。 記憶より肌を信じてた。 「私」を脱ぎ去る。 ありふれた僕もいいもんだ。 おんなじ声を許したんだ。 やがて凪ぐ日々に恋をした。 消えない、僕らはホムンクルス。
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